人事担当者が語る!営業職の面接時の志望動機と自己PRのコツ

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人事担当者が語る!営業職の面接時の志望動機やアピールのコツについて書いていきます。

面接では欠かせない「志望動機」や「自己PR」。あなたがどんな人なのかを知るための手段として、面接や履歴書には欠かせない項目になっていますよね。

実際に僕も何千という履歴書の自己PRを見てきました。その中で、”ほおおお~”と興味を惹かれるPRもあれば、”あーハイハイ”とあまり印象に残らないPRもありました。

志望動機や自己PRだけが面接結果を左右する訳ではありませんが、面接官の興味度には大いに関わる重要な項目です。面接官が興味を持ってくれれば、それだけ質問数も増え自分をアピールチャンスが増えます。一方で、あまり興味を持たれないと、一般的な質問ばかりで終了してしまう可能性もあります。

では、どんな内容の志望動機や自己PRが面接官にウケるのかについて書いていきます。

営業職の面接の志望動機は何を注意すべき?

面接を受ける上で、志望動機は重要です。必ずと言っていいほど聞かれる志望動機ですが、営業職の面接ではどんな志望動機が適切なのでしょうか。志望動機のポイントをみていきましょう。

営業をしたいという事ではなく会社で働きたい事を伝える

営業職を志望している人の中で、ほとんどの人が入社するまで営業職という物がどういった物なのかという事を実感していないでしょう。大まかには知っている人も多く、商品やサービス等を他の企業に取り扱ってもらうために、営業をかけるという認識が多いです。

しかし、これは就職する会社によって変わってくるので注意しなければなりません。営業職の面接では、営業をしたいという事よりも、会社で働きたいという事を全面的に押し出した方が、有利と言えます。営業をしたいといっても、何故営業をしたいのか、営業のどこに魅力を感じているのかという事を聞かれる事があります。

営業についてあまり知識が無い状態でそういう事を聞かれてしまうと、対応しかねてしまうので要注意です。そのため、志望動機を書く時にしても、まずは会社に入りたい事を伝えておくと良いでしょう。

営業職について事前に調べて志望動機に記載する

営業職で、面接の際に一番気をつけておきたいのは、専門的な知識を聞かれた時にどうやって対処するかどうかという事です。そのため、志望動機で営業職に就きたいと思って、履歴書に記載したとしても、専門的な知識が無い状態で、記載してしまうと面接時に困ってしまいます。

そうならないためにも、どういった営業をしたいのか、営業をしてどういうポストにつきたいのかという事を明確に調べておくと良いでしょう。営業と言っても、ルート営業もあれば、訪問営業、飛び込み営業も存在します。

それぞれ、同じ営業であっても業務の面から見ると全く違う営業の方法です。面接時に、どの営業をしたいかと聞かれた時に、これらの営業の方法から自分に適している物を選んで、答えれる様にしておくのがベストです。

志望動機で左右される

営業職では、他の部署に比べると人間性を重視する企業の方が多いと言えます。というのも、営業では人と関わる事に重点を置いているため、多少学歴等が低かったとしてもポテンシャルのみで採用されるというケースもあります。

営業職で働く上で重要になってくるのは、志望動機をどう伝えるかどうかになってきます。 理想の志望動機として挙げられるのは、仕事に熱意があるという事を全面的に押し出した物でしょう。

営業をしたいという熱意も確かに重要になってきますが、それ以上に仕事で企業に貢献したいと思っている事を志望動機で伝える事が重要になってきます。

相手に響く自己PRの書き方のコツ

では、相手に響く自己PRを書くために注意してもらいたいポイントとコツをご紹介します!

企業が求める能力・スキルに合わせる

これ、一番大切なポイントです。なぜ、企業があなたに自己PRをしてもらうのか?を考えてみて下さい。

単にあなたの事を知るだけでなく、あなたの自己PRポイントが”自社で必要とされる能力・スキルに繋がるかどうか”の指標になります。

まずは志望企業が求める人物像や能力・スキルを十分調べてみてください。そこに少しでも繋がりそうなPRがあれば、具体的なエピソードや根拠をしっかり組み込んで下さいね。

企業との共通点を見つける

よく、「どれだけその企業のことが好きか」「どれだけその企業に入りたいと思っているか」をアピールしようとする人がいますが、これはただの一人よがりです。

志望度の高さも重要ではありますが、採用する企業側としては”入社後に活躍できそうな人”を採用したいと思っています。自分の特徴がその企業の仕事に合っていることや、成果をあげられる人間であることをアピール出来るようにしましょう。

アピール内容の具体的な根拠を示す

僕が印象に残った自己PRの一つに、”接客コンテストで1位になった”エピソードがありました。単に、「接客が得意です。」と言われるよりも、「接客が好きで、コンテストで1位を受賞しました。」と言われた方がグッと説得力が増すと思いませんか?

自己PRは、具体的な根拠がとても大事です。自分で思っているだけ、なんて全くの論外です。人からそう言われる、というのも弱いです。何か形に残る”結果”がないかを意識してみて下さい。

自己PRは複数用意しておく

これは、コツの1つ目に書いた”企業が求める能力・スキルに合わせる”に共通してくるのですが、自分の1番PRしたいポイントが、必ずしも企業が求めている能力・スキルに繋がるとは限りません

自己PRに限らず、採用試験で一番大切な事は「企業とのマッチング」です。自分と企業の共通点を見つけて、複数の自己PRを用意しておくと良いです。

印象に残った自己PRやエピソード

大学で前例のないプロジェクトを立ち上げた

ポイント:計画力、実行力、周囲を巻き込む力

ゼロの状態から、何かを企画するのはとても労力がいること。そして、周りに協力を呼びかけてメンバーを集う人望も必要です。その上、計画力・実行力がないと賛同してついて来てくれる仲間はいません。入社後にも十分活かされる経験だと感じました。

アルバイトの接客コンテストで1位を獲得した

ポイント:お客様に好かれそう、努力家

サービス業である場合、お客様にとって印象が良い人物かどうかはとても重要なポイントです。技術力や知識も大切ですが、”人間性”も同じくらい重視されます。また、コンテンストに出てみようというチャレンジ精神に加え、1位を目指して努力したエピソードも説得力がありました。

バックパッカーとして1ヶ月旅行

ポイント:行動力がある、メンタルが強い

ただのツアー旅行ではなく、自身で計画や手配を行った事から行動力の高さが伝わりました。また、1ヶ月間ともなると、トラブルはつきもの。メンタルの強さがひしひしと感じられました!

営業会社1年間のインターンシップ・アルバイト経験

ポイント:即戦力になりそう、業界への興味関心が高い

これは、最も魅力的で採用に繋がる自己PRでした!希望する業界での長期インターンシップ・アルバイト経験は、業界への興味関心の高さだけでなく、即戦力として入社後すぐの活躍に期待ができました。また、就職に繋がるアルバイト先をチョイスする思考力も好印象でしたね。

貧困地域で3ヶ月間、バケツ1杯の水で体を洗った

ポイント:忍耐力と環境適応力

国際ボランティアをしていた学生の自己PRでした。JICAなどの国際機関を志望している学生なら分かりますが、そんな過酷な経験をしてきた学生が、なぜウチに!?というギャップが印象的でしたね!また、忍耐力や環境適応力は業界関係なく必要とされるポイントです。

あまり響かなかった自己PR

同じアルバイトを〇年間続けた

〇年間、アルバイトを続けてきた事で”継続力”をアピールする学生をよく見ます。しかし、面接官としては一度始めた事は続けて当たり前。10年以上とかならともかく、5年未満は大したPRになりません。

困難な壁があって何度も克服してきた、などの追加エピソードがあれば効果はあるかもしれません!

アルバイトで売り上げを〇%あげた

これも良くあるエピソードです。じゃあ売り上げあげる為に何したの?と聞くと、問題点や課題点を見つけ、ビラ配りをしたり声かけをしたり。など。みんな課題を見つけるまでは良いんだけど、解決策が弱い印象です。

5つくらい取り組みをして、これは効果があったけどこれは効果がなかった、というような”試行錯誤”エピソードがあると具体的で苦労感も伝わって良い。あとは個人ではなくて、チーム全体で取り組んだとかだと尚良いです!

アルバイトでお客さんから褒められた

アルバイト関連3つめのあるあるエピソード。これが表彰されたとかならともかく、レジ越しにお客さんに褒められた、とか感謝されたとかではアピール力は弱いです。まぁ接客業がメインの業界なら良いかもしれませんが。

同じエピソードが何十回と続くなら十分アピールに繋がりますが、2〜3回程度なら他のPRを考えましょう。

サークルや部活で優勝に導いた

これ、意外と多いです。あるあるパターンが、みんなの士気が下がってたけど、自分が声かけをして周りを奮い立たせたみたいなやつね。大半が、本当にあなたが声掛けしたの?という学生が多かった印象でした。リーダーとか部長をやっていたなら分かるけど、あなたが主体的にそれをやっていたとは思えない・・・という時もチラホラありました。

この様な場合は、チームで問題解決に取り組んだ点で協調性をPRしたり、チームの為にこんな貢献をした、という点をPRしましょう。

怪我を乗り越えて部活を続けた

悪くないんだけど、自己PR次第で印象が変わってきます。単に怪我をしてリハビリを頑張った、治ったから復帰した、というのは川の流れと一緒です。面接官が欲しているのは激流なんです。

怪我で部活が出来ない間も、復帰に向けて〇〇を地道に続けた、苦しくて辛いけど〇〇に取り組んだ、など必死に喰らいつく感が欲しいです!

自己PRが思いつかなった時は?

自己PRが思いつかなかった時は、「これまで一番力を入れた事」を思い浮かべてみて下さい。それを、志望企業が求めるポイントに繋がるかどうか、マッチする点を探していきましょう。

下記の表は、自己PRの際に使える”特徴一覧”です。自分のPRを当てはめる際に参考にしてみて下さい。


出典:リクナビNEXT 転職成功ノウハウ「使える!自己PRの書き方と例文サンプル」より

さいごに

いかがでしたでしょうか?

志望動機と自己PRのポイントは

「なぜ、その会社でなければいけないのか?」
「自分をオススメの商品だと思って相手に売り込むこと」

相手のニーズに自分がマッチしていなければ、いくら自分がオススメしても購入してもらう事はできません。

どうしても相手に購入してもらいたければ、相手のニーズを徹底的に調べ上げ、いかに相手の望みを叶える事が出来るかを魅力的に伝える必要があります。

相手ありきの志望動機と自己PRだと言う事を忘れないで下さいね。

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最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

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