社会人は必見!仕事で押さえておきたいビジネス敬語一覧

商談

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社会人は必見!仕事で押さえておきたいビジネス敬語一覧について書いていきます。

社会人になると、会社の上司や取引先の人とのコミュニケーションを円滑にするために、正しく敬語を使えることが非常に重要になってきます。知っているつもりでも、意外に間違えて使っている敬語もあるかもしれませんよ。このビジネス敬語一覧では、ビジネスで押さえておきたい敬語を一気にご紹介。ぜひチェックして社会人の一歩を踏み出しましょう!

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あ行のビジネス敬語

お世話になります

「お世話になります」は、「間を取り持っていただいてありがとうございます」という意味ですから、すでにお世話してもらっている相手に対して使える言葉。既存の顧客や取引相手などに使える言葉です。ですので、今までやりとりがない、初めて顔を合わせる相手には「初めまして」など、初対面用の常套句を使うのが適切と言えます。

<例文>
・○○商事のAです。お世話になっております。B課長はいらっしゃいますでしょうか ・いつも大変お世話になっております。○○産業のBと申します

お世話様です

「お世話様です」は、「お世話になっております」と言葉が似ていますが、ニュアンスは若干異なります。どちらも、お世話になっている相手に対して感謝を込めてお礼を述べるときに使う言葉ですが、「お世話様です」という言葉は目上の方に対しては使いません。「お世話様です」という言葉は、相手に対する感謝と「ご苦労様」というねぎらいの意味を含むため、例えば宅配便の荷物を配達に来てくれた人や買い物の対応をしてくれた店員さんに対して使うことが多いようです。
ビジネスの場では「お世話様です」という言葉は使わずに、「お世話になっております」「いつもありがとうございます」などといった言葉を、場面に応じて使い分けましょう。

お納め下さい

「お納め下さい」は、贈り物を贈る際などに送り主が送られる側に対して使用する尊敬語で「どうぞ受け取って、しまってください」と、いう意味があります。送られる方は「頂戴いたします」や「いただきます」と、言って受け取ります。目上の人にものを渡すとき「頂戴して下さい」とは言いません。「よろしければ、お納め下さい」と、言って渡すと丁寧です。尊敬語であるため、立場が下の人や部下などには使用しません。

<例文>
・記念の品を用意いたしましたので、どうぞお納め下さい

「お疲れ様」と「ご苦労様」の違い

一般的には、目上の者が目下の人への労をねぎらって使う言葉が「ご苦労様」です。少し上から目線の言葉になります。相手の立場に関わらず挨拶として利用できる言葉が「お疲れ様」。しかし、年代によっては、目下の人が目上の人に「お疲れ様です」と言うと気分を害す場合もあるのです。そのため、おかれたシーンによってはお礼の言葉に置き換える方が適切な場合があります。

<例文>
例文1.プロジェクトの完遂ご苦労様です。
例文2.お疲れ様です。お先に失礼します。

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か行のビジネス敬語

ご教示願います

ご教示願いますの意味は、やり方や方法、手段などを教え示すことをお願いする意味で使われます。自分が知らないことを経験のある人、知識のある人にそのことについてのアドバイスを乞う意味を含んでいます。簡単に言うと教えてくださいという意味とも取れますが、ビジネスシーンでは一時的に分からないことが出てきた時に解決を図るために方法などを聞きたい時によく使われます。

<例文>
・今後とも末永くご教授いただけますと幸いです。
・先輩に5年に渡ってご教授いただいたおかげで一人前になれました。

ご健勝

「健勝」とは、もともと健康ですこやかな状態、元気であることを指す言葉です。主にビジネス文書や挨拶状の文末における締めの挨拶として使われます。相手の健康を願って使う言葉だと覚えておきましょう。「ご健勝」を使いこなせるようになるとビジネス文書を作成する際にも役立ちます。ま

<例文>
・○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます

ご賢察

目上の人が「推察すること」や「配慮」をする際に用いる敬語表現となります。「ご賢察ください」で「どうかお察しください」と、同じ意味の言葉となります。上司や目上の人に自分の事情を理解してもらいたいときに使用されやすいことが特徴です。

<例文>
・事情をご賢察の上、ご意見を賜りたくどうかよろしくお願い申し上げます

ご清栄

 ご清栄は「ごせいえい」と読み、文書を送る相手側の生活や健康や商売の繁栄など、安否を問う挨拶の言葉として使用されます。

<例文>
・拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

ご無沙汰しております

「ご無沙汰しております」という表現を別の言い方で表すと、「お久しぶりです」という言い方をすることができます。「ご無沙汰しております」は、誰かにしばらく会っていなかったり、連絡を取っていない状態が続いたりしたときに使われる表現です。ご無沙汰しております」は、「お久しぶりです」よりもさらに丁寧な表現といえるでしょう。

<例文>
・長い間、ご無沙汰しております。この度は、貴重なお時間を作っていただきありがとうございます。

ご容赦ください

「ご容赦ください」には、過失に対して「大目に見て欲しい」という意味が込められています。自分のミスに対して相手に「どうか許しくてください」と、願いを込めて用いられることが多い言葉です。「ご容赦ください」と似たような意味で使われやすい言葉に「ご了承ください」がありますが、こちらは非礼や過失を詫びるような意味合いはないため、間違えて使用してしまうと配慮が足りないと感じられてしまうため、注意しましょう。

<例文>
・当日は混雑が予想されますので、お車でのご来場は何卒ご容赦ください

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さ行のビジネス敬語

時下ますます

季節や天候などの挨拶のことです。本来手紙では、時候の挨拶で冒頭に季節の風情を表す挨拶として「初夏の候」や「晩秋の候」などを使います。しかしビジネスではもっぱら、「時下」が四季に関係なく通年の時候の挨拶としてよく使用されています。「時下」はもともと、「今現在」や「この頃」という状態を表現する言葉です。そして時下の次に使用される「ますます」は、相手の安否や調子を尋ねる言葉として「ますます○○でしょうね」という意味で使用されます。

<例文>
・拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

承服

「承服」には「承知して従う」という意味が込められています。他者の主張や説得に対して、従う気持ちを表す言葉が「承服」なのです。「承服」は受け入れて従うという意味であるにもかかわらず、相手の意見に賛同する際よりも納得できないときに「承服しかねる」と、否定の意味で使われることが多いです。

深謝

深謝」は読んで字の通り、深い感謝の気持ちを示します。「深謝」は、ビジネスシーンにおいて口頭で使用するよりもビジネス文書やメール、お礼状などに使用することが多い言葉です。

<例文>
・ご厚意に深謝いたします

拙宅

「拙宅」は「せったく」と読み、その意味は、自分の家のことを指して使う言葉です。「拙宅」は、自分の家を自慢しないで謙虚に使うことで、相手への尊敬にもつなげている言葉なのです。

<例文>
・この近くに住んでいますので、拙宅にもぜひお立ち寄りください。

僭越ながら

僭越は「せんえつ」と読み、辞書によると「地位や立場をわきまえず、でしゃばること、出過ぎた真似をすること」を意味します。僭は目上を意味し、それを越えて真似るので、「僭越ながら」という意味は、失礼を承知で、出過ぎたことをいたしますが、などというべきところを、「僭越ながら」という一言で表しているのです。

<例文>
・○○部署の田中と申します。僭越ながら意見を述べさせていただきます

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た行のビジネス敬語

「とんでもございません」はビジネス敬語としてあり?

本来、「とんでも」、「ない」と別の品詞に分けられないため、「ない」の部分だけを丁寧にして「ございません」とするのは正しくありません。しかし、「とんでもないことでございます」または「とんでもないことです」と言い換えると、かえって不自然に響いてしまうのではないでしょうか。文化庁の「敬語の指針」でも、「とんでもございません」は、使ってもよい敬語とされており、適切な状況であれば、ビジネスシーンで使っても問題はありません。

<例文>
「今回のプロジェクトが大きな成功を収めたのは、君のおかげだ。」 「とんでもございません。」

謹んで

「謹んで」と「慎んで」の違いを考える際、使用される漢字自体、すなわち「謹」と「慎」の本来の意味に着目すると違いが理解しやすくなります。「謹」は、相手に対して敬意を表するさまを表しており、「謹んで」という場合には、敬意を払いながら行動や言動することを意味しています。例えば、年賀状でよく見かける「謹賀新年」や、手紙の冒頭の挨拶として使われる「謹啓」といった熟語を想像すると分かりやすいでしょう。いずれの熟語も、相手に対して敬意を払いつつ、ご挨拶を申し上げる丁寧な姿勢がうかがえる言葉です。

<例文>
・謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

大慶

大慶は大きな喜び、非常にめでたい、非常に喜ばしい、という意味の言葉です。その大慶は個人やビジネスの手紙文でかしこまった表現、儀礼的な表現として使用されることがほとんどで、ある状態について自分の喜びを伝える言葉といえます。例えば、相手の会社やお店が繁盛している状態(実際にそうでなくてもよい)に対して大慶を使うと、その状態が自分にとって大きな喜びであることを示せるでしょう。

<例文>
・謹啓 貴社ますますご隆昌のことと、大慶に存じます。

「大丈夫」は敬語でなんという?

大丈夫は敬語ではないので、特に目上の人、敬うべき相手には使用しません。信用性に関わることもあるので注意が必要です。シチュエーションに応じて「かしこまりました」「承知いたしました」「けっこうです」「かまいません」などの言い換え表現を使いましょう。

陳謝

単に「ごめんなさい」と言うわけではなく、「こうした理由でこんな状態になってしまい、ごめんなさい」と言うことを「陳謝する」というのです。謝罪会見できちんと理由を述べ、謝罪しているならそれは「陳謝する」と表現してもOK。ただ泣きながら「ごめんなさい」だけを言っているようなら、それは「謝罪している」ということになります。陳謝する場合、具体的な理由を付け加えることがポイントです。

<例文>
・従業員逮捕で社長が陳謝した

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な行~は行のビジネス敬語

「なるほど」はビジネス敬語としてあり?

「なるほど」という言葉は、相手に対して同意や納得した気持ちを表現するときに使います。目上の人に使用しても失礼ではありませんが、上から目線の傲慢な口調と受け取られる恐れがあるので、ビジネスシーンで軽々しく使わない方が賢明です。ビジネスシーンでは、「なるほど」の言い換えとして同義語を使用するようにしましょう。敬語表現として使用可能なのは、「確かに」「おっしゃる通りです」など。「なるほど」という言葉が出てしまったときには、「なるほど、おっしゃる通りですね」「なるほど、承知いたしました」などと続けるといいでしょう。

<なるほどの言い換えの例>
「左様でございますか」 「おっしゃる通りです」

申す

敬語には、尊敬語、謙譲語、丁寧語がありますが、「申す」と「申し上げる」はともに「言う」「話す」の謙譲語です。社内で敬意を表す対象となる課長でも、社外に対しては謙譲語を使用しなければなりませんので注意しましょう。

<例文>
・部下の○○と申すものがおじゃまいたしますので、よろしくお願いいたします

拝受

「拝受」は「受領する」という意味のある言葉です。受領という言葉は「品物やお金を受け取る」という意味を持ちます。大切なクライアントから送られてきた書類に対し相手方からメールで「あの書類、届いたでしょうか?」と、問われる場合があります。そんな場合に「拝受しました」「確かに受領いたしました」と、いうように返信することが正しい使い方です。

<例文>
・書類の方、たしかに拝受しました。

伏して

「伏して」は、低頭平身に何かをお願いしたい切実な気持ちを意味しており「伏して」の同類語には「切に」「謹んで」などが当てはまります。ビジネスシーンで誰かに「伏してお願い申し上げます」と、言われたら、それは「どうぞくれぐれもよろしくお願いします」と、いう意味です。

<例文>
・〇〇様の貴重なお時間を拝借しお手を煩わせたこと、伏してお詫び申し上げます。

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さいごに

いかがでしたか? 聞いたことはあるものの、正しい使い方や意味をはじめて知った敬語も多かったのではないでしょうか。この機会にしっかりビジネス敬語をマスターして、活用していきましょう!

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